イボも色々。老人性イボ?扁平イボ?イボメラノーマ?違いって?
一言に「イボができた。」
といってもその種類は月とすっぽんほどに違いがあります。
他の記事で紹介したように、
イボと見せかけてガン、なんてこともあるんですから。
実は他にもいろんなイボの種類があります。
今回は、
まず老人性イボについておさらいし、
扁平イボ、メラノーマについて紹介します。
イボの種類をここで理解し、対処を間違えないようする!
まずは「老人性イボ」ですね。
別名、「老人性疣贅」
私の祖母のイボがこれです。
これは名前の通り、歳を重ねるに従って
皮膚もだんだんとターンオーバーが
進まなくなってくることで出現が多くなってくるイボです。
手のひらや足の裏以外の
全身のどこにでもできるのがその大きな特徴です。
突然大きなボツボツができることはなく、
一般に「肌がざらざらしてきたなぁ。」
といった初期症状があるようです。
また、突然大きくなることもなく、
1ミリ~2ミリの小さなものから少しずつ大きくなっていきます。
見た感じは黒から茶色っぽいのまであるし、
平らだったり、膨らんでいたり・・・
と、人の数だけイボの種類あり、といった感じです。
老人性イボは見た目こそ気になるものの、
ウイルス性のイボと違って身体に害はありません。
青年性扁平疣贅とは!?
老人性イボが老人に多い一方、
若者に多く見られるのが「扁平イボ」、別名、「青年性扁平疣贅」です。
名前の通り、若者に多く発症し、
中年以降での発症は殆どありません。
扁平イボは老人性イボと違って、
ウイルスが原因となり発症します。
できる場所は顔や手の甲といった場所におおく、
その大きさは老人性イボとさほど変わらない2ミリ程度で、
赤茶色っぽい色のイボであることが特徴です。
若者に発症することが多いので
身体が成長するにしたがって治っていくケースも多いのだとか。
悪性黒色腫だったら、最も恐ろしい!?
一番恐ろしいのは「メラノーマ」、別名、「悪性黒色腫」です。
これはいわゆる皮膚ガンの一種です。
全身の中でも、手のひらや爪の裏側、
口の中といった老人性イボや
扁平イボとは異なる場所にできることが多いようです。
見た目がほくろのように見えるというのがやっかいで、
ほくろだと勘違いして放置した結果、
手遅れになってしまった、なんてことも少なくありません。
このメラノーマの初期症状は、
「痛い、かゆい」
「血が出ている」
「色が濃いところと薄いところがある」
「どこからイボかわからない」
といったものが挙げられます。
原因がはっきりとしていないというのが怖さを増幅させてきます。
日本での感染例は少ないですが、
その根拠なき安心が早期発見を遅らせる原因でもあるので、疑
わしきものがあったらすぐに皮膚科を受診してください。
一言でイボと言っても、
命にかかわるものがら放置してもいいものまでピンキリです。
あなたやあなたの家族のイボはどれなのか、
もう一度確認してみませんか?
祖母は皮膚科受診の結果、
晴れて(?)老人性イボだと認定されました。